弟中の生活保健委員会の啓発活動の一つとして、言葉の大切さを訴えるポスターが、今校内に掲示されています。生徒会・委員会活動として生徒たちから「言葉のチカラ(力)」について見直す、考える機会は、大変重要なことだと思います。
言葉には、「お守りの言葉」と「のろいの言葉」があります。「お守りの言葉」は、他人を勇気づけ、励まし、その人の人生を守る力をも持っています。一方、「のろいの言葉」には、他人の心を踏みにじり、傷つけ、その人の人生に一生残る心の傷を与える可能性があります。SNSの社会で、言葉を安易に発信できるからこそ、言葉の使い方には、慎重で敏感である必要があります。言葉は、「言刃」にもなることを忘れないでください。
弟中の教育で、目指している人間育成を一言で言えば、「将来、社会に出たときに多くの人から応援してもらえる人間」です。言葉の件から考えれば、日頃から「のろいの言葉」を発する人が、多くの人から応援してもらえるでしょうか?多くの人から応援してもらえる人間は、日頃から周囲に「お守りの言葉」を与え続ける人だと思うのです。 現在、弟中で進めている「総合的な学習の時間」(探究学習)の実践の中で、親身になって全面的に協力して頂ける地域の方々との関わりから、体感的に学んでほしいと思うことです。